~ 安保免疫論とオーラルフィジオセラピー ~
安保 徹 先生新潟大学大学院医歯学総合研究科
免疫学・医動物学分野 教授小西 昭彦 先生東京都新宿区開業
10:00~12:00(小西 昭彦 先生)
1. オーラルフィジオセラピー
1)歯肉をみる
2)歯周病の治癒過程
3)オーラルフィジオセラピー
4)細菌因子と宿主因子13:00~14:00(安保 徹 先生)
2. ストレスと歯周病をつなぐもの
1)ストレス、自律神経、白血球、体温
2)ストレスから歯周病へ
3)治癒反応14:05~15:45(安保 徹 先生・小西 昭彦 先生)
3. セッション 安保免疫論と歯周病
1)リスクファクターとしてのストレス
2)歯周組織破壊のメカニズム
3)安保免疫論とリスクファクター
4)質疑応答~16:00(小西 昭彦 先生)
4. まとめ
東京都新宿区南元町4番地
03-3353-4311
大阪市中央区中寺1-1-54
06-6762-9471(受付)
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
歯周治療は診査・診断に始まり,初期治療,再評価,歯周外科処置,メインテナンスという流れで進みます。しかし実際の臨床がこのような流れでスムーズに進むことはあまりありません。すべての患者さんがプラークコントロールに熱心に取り組んでくれるわけではありませんし,一生懸命歯ブラシしても効果が表れない方もいます。またSRPをきちんと行い,歯周外科を施してもなかなか排膿が止まらないということもあります。歯内療法や補綴処置ならば,技術の研鑽を積み,自らが努力を重ねればそれなりに満足のいく結果を得ることができますが,歯周治療は講習会に出席してブラッシング指導のノウハウやフラップオペレーションの手技を学んでも一朝一夕に良い結果がでるとは限りません。 なぜなら歯周治療は他の歯科治療とは異なり,患者さんの主体的な治療参加がその治療の成否を分ける重要な鍵となるからです。患者さんが自分の症状に合わせて適切にブラッシングを行うこと,ストレスなど歯周病をもたらす宿主因子に患者さん自らが気づきそれを改善しようとすることなど,歯周治療では患者さん自身が気づき,自ら実践することがとても重要になります。
今回のセミナーでは,“自覚”“自助”“自立”を促す歯周治療,オーラルフィジオセラピーについて,免疫学者の安保 徹先生をお招きして細菌因子と宿主因子の両面から考えてみたいと思います。
小西 昭彦
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