~食生活改善(健康増進)のカギは歯科医院にあった!~
フーズ&ヘルス研究所 代表
プロフィール
1953年茨城県生まれ。東京農業大学栄養学科卒業。
専門学校において栄養学を教えるが,欧米模倣の教育に疑問をもち退職。その後,日本列島を歩いての縦断や横断などを重ね,伝統食の研究を行なう。
現在,「フーズ&ヘルス研究所」代表。社員食堂の改革,プロスポーツ選手の個人指導,保育園・幼稚園の給食改革などを行なう。帯津三敬(おびつさんけい)病院,松柏堂(しょうはくどう)医院において食事相談を行なう。
【主な著書】
「はじめよう!歯科医院での食生活指導」 医歯薬出版
「粗食のすすめ」 新潮文庫
「じょうぶな子どもをつくる基本食」 講談社+α文庫
「病気にならない食べ方」 主婦の友社
10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)
東京都文京区大塚3-28-7
03-3945-6871(代)
大阪市中央区谷町7丁目4番15号
06-6762-5681
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
中高年のメタボリックシンドローム。あるいは,若い女性の婦人科系疾患の急増。WHO(世界保健機構)の,「2000年以降に生まれる子どもの40パーセントが糖尿病に罹る可能性がある」という発表など。あらゆる年代での生活習慣病が深刻な問題になっています。その背景には,食生活の問題があることは常識になっています。そこから,「食育基本法」が制定されたのでしょう。しかし,一般の人が食生活に関心を持ったとしても,それを知る機会はほとんどないのが実情です。マスコミから流れてくる情報は,ほとんどが一つの食品に関するものばかりです。○○を食べればやせる,○○を食べればコレステロールが下がるといったものです。食生活に関心をもったがゆえに,益々わかりにくくなっています。
このような現状を考えたとき,小児期から継続通院する可能性の高い,歯科医院の役割は非常に大きくなっているように思います。歯科医院ほど,「食育」に最適な場はないのではないでしょうか。しかし,現状の歯科医療における食事指導をみていると,口腔(歯や歯周組織)だけを対象と考え,全身(心)を忘れたものが多いような気がしてなりません。今,食生活の何が問題であり,歯科医院は何を伝えなければならないのか?具体的な提案をさせていただきたいと考えています。