医療法人社団 登龍会 理事長
代々木デンタルクリニック 院長
棚倉中央歯科医院 院長
日本顎顔面美容医療協会 会長
【協力】
24名
作用機序、マニュアル、副作用など、ボツリヌス治療の流れの概要を学ぶ
顎口腔系の審査、診断によるボツリヌス治療のポイント(顎関節、口腔周囲筋の触診、診断チャート、症例)
顎口腔系の検査、機能診断、触診による審査に基づいての適正部位への適量を診断し、注入実習(各自、機能診断後、相互実習)
10:00~16:00(昼休憩含む)
大阪市西区靭本町1-8-4
06-6443-5321
【大阪駅・新大阪駅から】
【天王寺・難波駅から】
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
学際デンタルセミナー会員 | 49000円(税込53900円)+実習材料費10000円(税込11000円)ご入会はこちら |
一般歯科医師 | 69000円(税込75900円)+実習材料費10000円(税込11000円) |
※ 参加者全員分の使用薬剤をご用意しております
※ 当日相互実習をご希望されない場合もお持ち帰りいただけます
今、歯科治療に求められていることは、まず顎口腔系の診査・診断をしっかりと行って、お一人お一人の適正な顎機能評価を行うことです。その上で、顎機能と調和した咬合を構築することが、治療原則である“残存組織保全と機能回復率向上の両立”を図り、口腔内諸組織の長期安定に繋がると考えています。
その長期安定を患者さんの条件に応じて、より確実にサポートしていく治療の1つにボツリヌス菌注入による咬合力のコントロールがあります。このボツリヌストキシン治療は、顎関節症や強度ブラキサー、TCHやSBでスプリント療法や認知行動療法が奏効しない患者さんに対して、効果的に咬合力を軽減させて症状の改善を図り、円滑に治療を進めることができます。
また、口腔外科的顔貌(美容)形態の回復治療に関しても、顎機能の診断を的確に行うことにより最小限の処置で適正化を図れます。当院では、厚労省厚生局より『口腔内、及び口腔咀嚼筋支配部位の皮膚の再生医療』の認可を受けており、適正な施行基準に基づいた安心・安全なヒアルロン酸注入で、咬合低位や咬合不全などに由来するゴルゴライン、ほうれい線、マリオネットラインなどの口腔外科的顔貌(美容)形態を回復させることが可能になっています。また、脂肪溶解注射により顔貌形態の輪郭矯正が可能に、さらに成長因子注入療法で顎顔面領域における皮膚の再生が可能になっています。
今回の講演では、これからの歯科医療の新しい分野であるボツリヌス菌による咬合力コントロールがメインですが、ヒアルロン酸注入や脂肪溶解注射、成長因子注入療法による口腔外科的顔貌(美容)形態の適正化も踏まえて、いかに安全に成功へ導くかについても言及します。
そのためには顎機能の診断による調和した咬合の確立が極めて重要であることをお伝えしたいと思っています。
皆様の臨床に活かしていただければ幸いです。