〜おなかのくすり U p – t o – d a t e 〜
東京大学動物医療センター・内科系診療科・准教授
質疑応答
東京都葛飾区西新小岩1-4-6
03-3692-0211(代)
大阪府大阪市中央区中寺1-1-54
06-6762-9471(受付)
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
会員獣医師: 9,000円 (テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む)
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。
(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)
すべての疾患について言えることであるが、治療がうまくいかない場合、(1)診断が間違っている、(2)治療が間違っている、(3)オーナーが間違っている(?)、のどれかを判断する必要がある。獣医領域、とくに内科領域では(1)の診断の間違いが非常に多いので、診断アプローチが 臨床上最も重要であることは間違いない。しかし近年の診断技術の進歩や獣医師の知識の向 上などもあって、(2)の治療、特に薬そのものに対する意識が高まっているのもまた事実である。
消化器疾患は動物病院においては来院数がかなり多い病気であることは間違いなく、そのため、薬剤、療法食そしてサプリメントまで、様々なものがいつの間にか院内に増えていたりする。しかし消化器、肝臓、膵外分泌に関する薬剤については「なんとなく」使っている薬 が多いのもまた事実である。
「治療が間違っているか」どうかを判断するためには、(1)本当にその薬がその病気に良いと いう根拠はあるのか? (2)薬の使い方に関する自分の知識は間違っていないか? といった項目について自分自身で確認することが大事であると思う。
今回の講演では胃腸系と肝臓、膵外分泌疾患に対する薬剤をもう一度先生方と一緒に整理し、様々な症例を通してその使い方をご検討いただければと思っています。