~明日から使えるベーシックな手術のコツ~
日本大学獣医学部獣医外科学研究室 准教授
質疑応答
東京都葛飾区西新小岩1-4-6
03-3692-0211(代)
大阪会場
兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23
06-6483-4371
福岡県福岡市中央区天神4-6-7
092-771-1730(代)
学際小動物セミナー会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般獣医師 | 25,000円(テキスト代含む) |
前回はダイジェストで軟部組織の基本について手術器具の使用法から解説しました。前回、手術というものは「切る」、「結ぶ」、「分離する」の3つの基本動作に集約され、これらの基本的手技をどれだけ正確にできるかによって手術の質は決まることを伝えました。その上にたって、様々な手術手技についてコツを交えながら解説しました。
前回も言及したように、身近な避妊や去勢のような手術でも訓練することは可能であり、簡単な手術ほど基本に忠実に丁寧にこなしていくことが手術の上達の近道です。
それには基本的な動作を理解して自分のものにする必要があります。この一連の講演はシリーズとして捉えており、呼吸器、泌尿器、消化器、内分泌器など各領域について解説していきたいと考えていますが、今回は皮膚、体壁、四肢の外科について詳しく解説し、聴講された先生方に明日から利用してもらえるような内容にしたいと考えています。
また、皆様からのご要望が多い会陰へルニアの整復術として、私が実践している治療方針や術式について解説したいと思います。外科を専門に学びたいと考えておられる先生方は様々なプレッシャーに耐えながら、日々手術をこなしておられると推察されます。
予想された結果が得られずに苦悩の日々を過ごすこともあろうかと思います。かつて自分もそうでした。しかし、手術の技量を向上させるとともに正しい診断法や治療方針を身につけることによって、平穏な日々を送れるようになろうかと思います。
今回の講演がその一助になれば幸いです。