東京動物心臓病センター センター長 獣医循環器認定医
質疑応答
大阪会場
兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23
06-6483-4371
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
東京都渋谷区桜丘町8-24
会員獣医師 | 9,000円 (テキスト代含む) |
一般獣医師 | 25,000円 (テキスト代含む) |
循環器内科専門診療を始めてから10年が経ちました。私が日本大学の学生の頃、大学の大先輩が学内で講演された時に「一つのことを10年やればわかるようになる。とにかく10年続けるとよかよ。」とおっしゃっていたことを思い出します。
初めの頃はそれまでに学んできたこと、成書や論文などを調べながら診療する日々を送ってきましたが、毎日首をひねりながら診療をしていました(今でもそうですが)。猫はなぜ肥大型心筋症が多いのだろうか? 犬はなぜ僧帽弁閉鎖不全症が多いのだろうか? 一部の先天性心疾患はなぜ気付かれずに売られているのか? 心不全はどのような経過を取るのか? 心不全になったら良くならないのか? 治療はいつ必要なのか? ACE阻害薬は効いているのか? βブロッカーやCaチャネルブロッカーは必要なのか? 強心薬は必要なのか? 利尿剤は悪い薬なのか? 心疾患の治療はやめられないのか? 臨床徴候がない症例に治療するのか? 心エコー図検査データは不正確なのか? 等々。
調べてもわからなかった疑問に対し心エコー図検査を用いて自分なりに答えを出していった結果を一部ではありますが、お話しをさせていただき、先生方の明日からの診療の一助となれば幸いです。