2024年9月1日
東京大学附属動物医療センター内科系診療科教員
質疑応答
福岡県福岡市博多区博多駅南1-8-31
092-467-1113
大阪府大阪市中央区北浜東3-14
06-6942-0001
東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1
財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733
会員獣医師 | 9,000円 (テキスト代含む) |
一般獣医師 | 25,000円 (テキスト代含む) |
日常の診療において、手術時の循環血液量維持や重篤な疾患を呈する動物患者様のために輸血療法はしばしば必要となります。輸血が必要な患者様に遭遇した場合、輸血療法を実施しなければ生命に危険が生じる可能性が高くなることは云うまでもありません。すなわち、適切な小動物医療を実践するのであれば、輸血療法は避けられない治療法の一つであることを認識しなければなりません。
一方、輸血療法は生命に危険が生じるような重篤な病態を一時的に緩和するための対症療法であり、病態の原因となっている疾患を根本的に解決する治療ではありません。さらに、輸血療法は重篤な病態を呈する動物に対して必要となりますが、正しい知識を持って輸血を実施しないと逆効果となってしまう可能性があります。すなわち輸血療法は、適確に病態を判断した適応症例の救命においては非常に効果的な治療法である一方、様々なリスクを伴う可能性があることを獣医師は熟知し、飼主様に説明し、実践しなければなりません。
輸血療法を実施する際に臨床獣医師が熟知しておくべき必須知識の整理として、本セミナーを先生方に御活用頂ければ幸甚です!