診断の見直しと最新の治療法
湯木どうぶつ病院 院長(名古屋市)
岐阜大学 客員准教授
1)免疫介在性疾患(自己免疫疾患)とは?
各免疫介在性疾患の解説の前に、免疫介在性疾患(自己免疫疾患)について、これまでに知られている病態について理解する。
2)免疫介在性血液疾患
免疫介在性疾患の中でも生死に関わることの多い免疫介在性溶血性貧血、免疫介在性血小板減少症、免疫介在性好中球減少症、再生不良性貧血の診断および治療法について学ぶ。
3)免疫介在性消化器疾患
慢性腸症や炎症性ポリープの診断および治療法について、またリンパ管拡張症やタンパク喪失性腸症について学ぶ。
4)免疫介在性関節疾患
免疫介在性疾患の中でも最も多く遭遇する疾患であろう免疫介在性多発性関節炎の診断および治療法について学ぶ。
質疑応答
大阪会場
兵庫県尼崎市長洲西通1-3-23
06-6483-4371
東京都港区新橋5-15-5 交通ビルB1
財団法人 国鉄労働会館
03-3437-6733
福岡県福岡市博多区博多駅南1-8-31
092-467-1113
会員獣医師 | 9,000円 (テキスト代含む) |
一般獣医師 | 25,000円 (テキスト代含む) |
近年、臨床の現場で免疫介在性疾患に遭遇するケースは年々増加する傾向にある。これらの免疫介在性疾患は単純なものから複雑なものまで様々である。
演者はこれまで主に免疫抑制剤の使い方を中心に皆様方に解説を続けてきた。しかし、相談される症例の中には複雑な症例も含まれ、これって?正しい診断に至っているの?と思わされる症例に時折遭遇する。免疫介在性疾患の中心的な治療となる免疫抑制剤は、高価であり、時には重篤な副作用を伴うことがあり、正しい診断のもとに正しく使用されなければならない。
そこで今回は、「診断ありきの治療」として、日常、開業医がよく遭遇する免疫介在性疾患に的を絞り、「診断方法」を中心に解説する。また、「最新の治療法」も紹介する。このセミナーに是非参加していただき、日常の診療に役立てていただきたい。