東京大学獣医病理学研究室 准教授 DVM, PhD, Dip.JCVP
出身:宮崎県えびの市
宮崎大学農学部獣医学科卒業、東京大学大学院修士課程修了。東京大学獣医病理学研究室助手、宮崎大学家畜病理学研究室助手を経て、平成20年より現職。
平成8年10月から1年間米国ニューヨーク州立コーネル大学獣医学部病理講座でPathology Residentとして大中小動物の病理学診断業務に携わるとともに、Brian A. Summers博士のもと神経病理学の基礎を学んだ。
近年は、東京大学動物医療センターをはじめ周辺の二次診療施設と協力して、リンパ腫や消化管内視鏡生検の病理診断および関連疾患の病理発生に関する研究等も行う。
10:00~16:00(途中、休憩・昼休みを含む)
質疑応答
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03-3452-3461
動物の疾患を診断するツールは様々開発されていますが、最も基本的であり大切な情報は、個体が示す臨床症状と肉眼で観察できる変化だと思います。細胞診や組織学的検査で局所病変を精査する ことも大切ですが、これらの検査で得られる結果のみでは、必ずしも疾病原因を特定できないことがあります。また、細胞診、組織検査あるいはその他の検査結果から導かれた疾病診断が、必ずしも個体が示す臨床症状を説明できないようなケースに遭遇する場合もきっとあるはずです。
不幸にして動物が死亡した際に実施する病理解剖は、「臨床的に導いた診断や治療方針が本当に適切であったのか」という問いに一定の答えを与えるものであると同時に、実施した検査では見つけることのできなかった病態を明らかにしてくれることがあります。今回のセミナーでは病理解剖症例の紹介をとおして、臨床獣医師の先生方が疾病診断を考える上で有用な情報を提供できればと思います。皆様のご参加をお待ちしております。
会員獣医師 | 9000円(税込9900円)(ハンドアウト付き)ご入会はこちら |
一般獣医師 | 27000円(税込29700円)(ハンドアウト付き) |