白石歯科医院(茨城県結城市 開業)
咬み合わせ医療会主宰
※5月30日より変更になりました。
※5月31日より変更になりました。
大阪市中央区城見2-1-61
06-6941-0941
【JRをご利用の場合】
【京阪電車をご利用の場合】
【地下鉄(大阪メトロ)をご利用の場合】
※6月20日より変更となりました。
※6月21日より変更となりました。
東京都墨田区横網一丁目6番1号
03-5610-5801
学際デンタルセミナー会員 | 65,000円(税別) +教材・材料代別途 18,000円(税別) |
一般歯科医師 | 85,000円(税別) +教材・材料代別途 18,000円(税別) |
技工士 | 50,000円(税別) +教材・材料代別途 18,000円(税別) |
総義歯を使っての咀嚼について、私は長年にわたって講演会や実習セミナー等で「よく噛むこと」と「よく噛めること」とは全く違いますよ!と言い続けています。
「よく噛むこと」とは、意識しながら行う動作を指し、「よく噛める」とは、良い咬み合わせによって得られる感覚的なことを意味します。そして『咀嚼』とは、喉を通るだけの大きさに食物を切断して噛み砕き、その食塊が唾液と混じり合ってスムーズに喉を通る(嚥下する)までの一連の動作を言います。実際の食事では、食片が口腔内の左右前後のどこかに介在して、1歯または数歯で咬合力を負担し始めますが、最終的には、この咬合負担圧を全臼歯の咬合接触点(中心位での舌側化咬合接触)で負担してくれるという安心感から大きな咬合力が発揮できるのです。
「総義歯でよく噛める」ということは、咀嚼している時に総義歯がほとんど動かず(暴れず)、床下粘膜面の全域にわたって同等の咬合圧が加わっているという感覚的なことを意味しています。この時、食片に対してどのくらいの咬合力を発揮できるかということよりも、いかに総義歯が暴れずに、食片の粉砕を継続できるかということが大切なのであります。
結果として、どこで噛んでも同等の圧感覚でいられるので、安定した咀嚼を繰り返すことが出来ているのだろうと観察しています。
今回は「総義歯でよく噛める」ための咬合調整の術式をステップ毎にデモ解説致しますので、ぜひ受講して、総義歯の咬み合わせで困っている患者さんへの一助にして頂ければ幸いです。