歯科・獣医セミナーの学際企画

No.D-82 これで完全習得!! 第6回3DS体験実技講習会 2日間コース

第6回3DS体験実技講習会 2日間コース


歯科医が参加した医院は、本講習会終了後に鶴見大学歯学部探索歯学講座のホームページに3DS実施医院として掲載いたします。

講師

花田 信弘 先生鶴見大学歯学部 探索歯学講座 教授堀江 要一 先生有限会社イポナコロジー川島  茂 先生株式会社シケン 歯科技工士マティン・カイルール 先生鶴見大学歯学部 寄付講座 教授協力(あいうえお順)
伊藤超短波株式会社
有限会社イポナコロジー
株式会社ジーシー
株式会社シケン
株式会社メドックインターナショナル
ライオン歯科材株式会社

定員

申込みから 受講までの流れ受講申し込み↓弊社より、受講証・会場案内図、受講当日持参品案内、受講料請求書と参加者各自の3DS用リテーナーを開催当日までに作製するため、石膏模型の作製留意点をまとめた書類を送付。↓指定期日迄に指定場所へ石膏模型を送付。
(受講日迄に各自のリテーナー完成)↓受講開始

※歯科医師が参加した医院は、本講習会終了後に鶴見大学歯学部探索歯学講座のホームページに3DS実施医院として掲載いたします。

プログラム

1~2日目のプラグラム

プログラムの詳細を見る

開催日時・会場

大阪会場

1回目 2019年8月25日(日)10:00~16:30

2回目 2019年9月29日(日)10:00~16:30

※申込締切日 2019年8月10日(土)

大阪科学技術センター

大阪市西区靭本町1-8-4

06-6443-5321

【大阪駅・新大阪駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
  • 地下鉄四ッ橋線肥後橋駅下車、7番出口、南へ徒歩5分

【天王寺・難波駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分

東京会場

1回目 2019年9月1日(日)10:00~16:30

2回目 2019年10月20日(日)10:00~16:30

※申込締切日 2019年8月17日(土)

駐健保会館

東京都港区芝3-41-8

財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461

  • JR山手線・京浜東北線 田町駅 三田口(西口)より 徒歩10分
  • 都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅 A10出口(日本電気口)より 徒歩5分

受講料

学際デンタルセミナー会員64,800円(教材費別途 32,400円)
一般歯科医師86,400円(教材費別途 32,400円)
法人会員歯科衛生士37,800円(教材費別途 32,400円)
一般歯科衛生士48,600円(教材費別途 32,400円)
  • 教材費には講義スライド集、3DS用リテーナー代(上下顎)、唾液検査代、細菌検査代(2回分)、薬剤費が含まれます。

※全て税込

開催にあたって

3DS(Dental Drug Delivery System)は「発症させない医療」の基本技術
~歯科医療のアウトカムに生活習慣病の一次予防が含まれる~

歯科の二大疾患である齲蝕・歯周病の発症や重症化のリスクとなる口腔の病原体が古くから特定されている。さらに、近年ではこれら口腔の病原体が生活習慣病の発症リスクであることが明らかになった。しかし、歯科の臨床家は、口腔の病原体が人間全体に広範に存在する「常在細菌」であると考え、病原体との本格的な戦いを避けてきた。
たしかに口腔の健康だけが歯科医療のアウトカムであれば、口腔の病原体の除菌に取り組むよりもフッ化物の各種応用やブラッシング、フロッシングの指導と補綴や保存の治療技術だけで良いかもしれない。しかし、口腔の病原体が心血管疾患(CVD)、認知症、各種のがんを含む多くの疾患に共通するリスク因子なら話は別である。これからの歯科医療のアウトカムに生活習慣病の一次予防が含まれるのは必然である。
かつては世界中の育児用ミルクに砂糖が添加されていた関係でS. mutansの早期感染を防ぐことができず、子どもの時からS. mutansが「常在菌」化していた。しかし、1975年以降は日本でも育児用粉ミルクへの砂糖添加が中止になり、それ以降に出生した世代ではS. mutansの保菌者率が経年的に低下している。しかし、S. mutansの中でもCnmとよばれるコラーゲン結合タンパクを菌体表層に発現するCnm陽性S. mutansと根面齲蝕、脳卒中・認知機能障害との関連が示され、新たにCnm陽性S. mutansの臨床検出技術を開発する必要性が出てきた。
これからは、歯科医院で齲蝕・歯周病の病原菌、特にPorphyromonas gingivalis, Tannerella forsythia, Treponema denticola とともにCnm陽性S. mutansの保菌者を先進的な唾液検査技術で検出し、リスクを評価し、速やかに除菌する時代になるだろう。
その決定的除菌方法としての「3DS」を実体験を通して、手技の詳細を学んでいただきたいと思います。
多数の歯科医師、歯科衛生士の方々のご参加をお待ち申し上げます。 (花田信弘 鶴見大学歯学部教授 記)

※講師の所属は開催日時点のものです。