鶴見大学歯学部 探索歯学講座 教授
1)DOHaD (Developmental Origins of Health and Disease)仮説の登場
2)生活習慣病予防におけるライフコース・ヘルスケアの重要性
3)生活習慣病発症の理論は後天的な遺伝子制御(エピジェネティック変化)
4)常在細菌叢と慢性炎症の関係
5)口腔のコア・マイクロバイオームとは何か
6)Dental Drug Delivery System (3DS)による口腔細菌叢の変化
7)食生活で変わる腸内細菌叢
8)歯科医院におけるライフコース・ヘルスケアの実際
9)歯科医療の本質は健康づくり
質疑応答
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健康長寿は人々に共通する願いです。人々の健康長寿を実現するために公衆衛生学では人生の早い時期から健康づくりに取り組むライフコース・ヘルスケアが重視されています。この概念は、胎生期や子どもの時の環境が,後年の健康状態に影響するという疫学調査の結果生まれたものです。高齢者の生活習慣病や虚弱状態(フレイル)を予防するためには、子どもから大人まですべての年代の健常者に健康づくりの働きかけをすることが大切です。そのためには、多様な年代の人々が来院する歯科医院の役割が重要です。健康づくりで歯科医院に期待されるのはライフコースを意識した患者の常在細菌叢の管理です。歯科医院では、Dental Drug Delivery System (3DS)による個人トレーを用いた口腔細菌の管理と栄養指導による腸内細菌の管理を行うことができます。患者の常在細菌叢の管理を多くの歯科医院で実践することによって、う蝕と歯周病の予防だけでなく、生活習慣病とフレイルの予防を実現することが可能になると考えられます。