子どもから高齢者までの口腔機能を応援する
西川歯科 院長(大阪府豊中市開業)
1.今起こっていること・原因を考える~異常を知るには正常を知る~・高齢者における機能の低下・小児における機能の発達不足 2.口腔機能は全身とともに育まれる・胎芽期から出生までを学ぼう・出生から幼児期までを学ぼう(授乳・抱っこの仕方・椅子の座り方)・明日から即実践&即指導のための実技 体感して身体で学ぼう※実技の都合上、当日は靴下を着用されるか、ご持参になってご来場ください。 3.食 育 ~ 正しい食べ方をサポート ・口腔機能の段階的発達 ・食べたい意欲と足底接地 ・多職種連携においての共通言語 4.息 育 ~ 正しい呼吸をサポート ・鼻呼吸と腹式呼吸 ・口呼吸と胸式呼吸 ・抗重力筋と呼吸筋 5.足 育 ~ 正しい姿勢づくりをサポート ・ファーストシューズや靴の選び方 ・呼吸がしやすい姿勢としにくい姿勢 ・足指の変形と呼吸姿勢
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
大阪市中央区谷町7-4-15
06-6762-5681
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
学際デンタルセミナー会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
歯科衛生士・歯科助手 | 15,000円(テキスト代含む) |
日本人の寿命は戦後から35年延び、死因の第3位に肺炎が浮上する時代になりました。その内のひとつ、誤嚥性肺炎の原因として高齢化における摂食・嚥下機能の低下があげられ、高齢者の口腔機能の改善支援が現在行われるようになってきました。
歯科医療はこれまで歯の形態回復に力を注いできました。結果、むし歯は少なくなりましたが機能が落ちています。子どもにおいても、口腔機能の発達不足は長年示唆されていますが支援が進んでいません。このままでは現代の子ども達の将来は、現在の高齢者よりも早期に口腔機能が衰えてしまう可能性すら考えられます。
歯科は妊娠期から高齢期まで幅広い年代に渡り、継続的かつ長期的に関わる機会が多く、すべてのライフステージを受け入れ支援する機会に恵まれています。
健康で生きる上で欠かせないこと、それが呼吸であり、食であり、自分の足で立つことです(生命活動の3S)。直立二足歩行を行う人間にとって立つことは尊厳を自覚する行為であり、3Sのうち1つが崩れれば口腔機能はおろか健康そのものに影響が出てしまいます。今回の講演は地域の方々の口腔機能の維持・向上を支援する健康教育の拠点として、新たな歯科医院づくりを目指す全ての歯科医療職種の方々に聞いていただきたいセミナーです。