日本大学松戸歯学部顎口腔機能治療学講座 教授
付属病院 口・顔・頭の痛み外来責任者
1.痛みの基礎知識(10時~11時)
2.非歯原性歯痛の臨床1(11時~12時)
3.非歯原性歯痛の臨床2(13時~14時20分)
4.非歯原性歯痛の臨床3(14時30分~15時50分)
質疑応答(15時50分~16時)
大阪市中央区谷町7-4-15
06-6762-5681
福岡会場
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
学際デンタルセミナー会員 | 9,000円(税別)(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(税別)(テキスト代含む) |
歯科衛生士・歯科助手 | 15,000円(税別)(テキスト代含む) |
最も大きな疼痛の国際的研究組織である国際疼痛学会において,痛みの定義は「痛みは実質的または潜在的な組織損傷によって引き起こされる,あるいはそのような損傷を表す言葉によって表現される不快な感覚と情動体験である。」とされる。すなわち現在,疼痛研究の世界では,組織損傷がなくても痛みを感じることは常識である。我々歯科医師は,患者の頭頸部に発生した極度の痛みとそれに伴う苦悩をただちに消失させることができるにも関わらず,実は痛みについてそれほど詳しい教育を受けたわけではない。マイクロスコープによる根管治療の革命的進化によって,見えなかった根管内が見えるようになったにも関わらず,いまだ原因不明の歯痛に悩む患者や歯科医師は多い。患者が「歯が痛い」と言うにも関わらず,そこに原因がないように思えるという現象を考えてみると,2つの疼痛に行きつく。その一つは神経障害性疼痛であり,もう一つは異所痛である。
今回のセミナーの受講で、歯に原因がないにもかかわらず、歯の痛みを訴える、いわゆる非歯原性歯痛への理解とその対応について、相互実習等を交えて理解し、悩める患者の救世主となっていただきたいと考えている。