〜予防に根ざした歯科治療を患者さんと共に〜
ミカミ歯科医院 院長
質疑応答
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3451-4571
大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-11
06-6251-5820(代)
福岡県博多区博多駅前2-1-1
092-431-1228
会員 | 9,000円(テキスト代含む) |
一般歯科医師 | 35,000円(テキスト代含む) |
一般衛生士 | 15,000円(テキスト代含む) |
日常の臨床でむし歯予防や歯周病治療のためのブラッシングから歯肉を注目するようになり、興味を持って見続け患者さんの口の中を見ていると、「おやっ?」と思うことが時々あります。そんな時、患者さんに聞いてみると、「実は、入院しました」とか、「離婚したのです」といった、患者さんの体調変化はもちろん、生活の変化まで聞けたりすることがよくあります。口の中は日々の生活習慣や果ては性格など全てが凝縮され、あらわれているように思えます。特に歯肉は、いろいろなことを物語っています。喫煙はもちろん、ストレス、食生活の乱れ、甘いものが増えたこと、生活の変化、薬が変わったことなどすぐにあらわれてきます。
歯肉の状態・病態を観察することを「歯肉を診る」、その背景や原因となることを推察することを「歯肉を読む」と区別して考えています。こんな見方の中に歯科疾患や患者さんを理解する鍵があるように、私には思えます。ブラッシング指導や治療で、歯肉をよく診て、読んでいると、患者さんの抱えている問題点が浮かび上がってきますし、歯肉の変化を注意深く診たり、読んだりしていると対応も的確になってきます。患者さんとの信頼の扉が、音を立てて開くはずです。