歯科・獣医セミナーの学際企画

No.279 犬と猫の心疾患症例に対する標準治療と個別化治療

犬と猫の心疾患症例に対する標準治療と個別化治療

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鈴木亮平先生「心疾患症例に対する標準治療と個別化治療」獣医師セミナー

講師

鈴木 亮平 先生

日本獣医生命科学大学獣医内科学研究室 講師
付属動物医療センター 循環器科

【略歴】
 2010年 日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学科 卒業
 2014年 日本獣医生命科学大学 大学院 獣医生命科学研究科 獣医学専攻博士課程 修了
      関東の一次診療施設勤務医 日本獣医生命科学大学 大学院特別研究生
 2018年 日本獣医生命科学大学 付属動物医療センター 助手
 2019年 日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学科 獣医内科学研究室 助教
 2022年 日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学科 獣医内科学研究室 講師

プログラム

10:00~16:00(昼休憩含む)

  1. 犬の僧帽弁閉鎖不全症に対するガイドライン標準治療と個別化治療
  2. 犬の僧帽弁閉鎖不全症に対して今改めてACEIの適応を再考する
  3. 猫の心筋症に対するガイドライン標準治療と個別化治療
  4. 猫の拘束型心筋症の病態および治療管理のポイント
  5. 実際に遭遇した犬と猫の心疾患症例を用いた病態解説および治療方針の紹介

質疑応答

開催日時・会場

2024年11月10日(日)10:00~16:00

全水道会館 5F 中会議室

113-0033 東京都文京区本郷1-4-1

03-3816-4196

  • JR水道橋駅 東口 徒歩2分
  • 都営地下鉄三田線 水道橋駅 A1出口 徒歩1分

来場受講料

テキスト付き・ウェブ受講1ヶ月付き(12/1〜12/31)

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
一般獣医師27,000円(税込29,700円)
※ 会員の方がやむをえず当日のお支払の場合は、受講料は税込10,000円とさせていただきます。
※ 会員受講料は法人会員施設の勤務医・全スタッフが対象となります。
※ 代理出席は可能ですが、個人会員の代理出席者様が一般の方の場合は差額(税込19,800円)を承ります。

ウェブ受講料

テキスト付き | 受講期間:2024.12/1〜2025.2/28

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
一般獣医師27,000円(税込29,700円)
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます。

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開催にあたって

 犬と猫の心疾患、とくに僧帽弁閉鎖不全症と心筋症については、アメリカ獣医内科学会(ACVIM)からガイドラインが報告され、各心疾患を有する症例の標準的な治療および管理方針が確立されつつある。しかしながら、各ガイドラインは2019年と2020年のものであり、その後の改定は2024年現在のところない。したがって、我々はこのガイドラインに書かれた標準的な治療を踏まえたうえで、より近年のエビデンス情報などをもとに、各症例に対する治療および維持管理を実施している。究極の個別化治療とは、ヒト医療で実施されつつあるような遺伝子変異に基づいた精密医療であろうが、本講演では各症例の病態を適切に把握し、症例毎のテーラーメード治療を個別化治療として実施することを解説したい。とくにACEIについて、ガイドラインに記載された犬の僧帽弁閉鎖不全症に対する推奨クラスからACEIの使用頻度は減少している獣医師も多いと思われる。より近年の情報からACEIの適応を改めて考えてみたい。猫の心筋症では、肥大型心筋症フェノタイプの情報は多いが、それ以外の心筋症フェノタイプである拘束型心筋症の症例にも本邦ではよく遭遇する。この病態および治療管理のポイントも時間の許す限り解説する。本セミナーが皆さまの臨床現場に役立つものとなれば幸いです。

※講師の所属は開催日時点のものです。