歯科・獣医セミナーの学際企画

D-129 義歯床に機能的形態を付与するためのパラトグラム検査・PAP製作実習

上田貴之先生・齋藤貴之先生「義歯床に機能的形態を付与するためのパラトグラム検査・PAP製作」

チェアサイドで対応できる義歯床に機能的形態を付与するためのパラトグラム検査・PAP製作実習

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上田貴之先生・齋藤貴之先生「義歯床に機能的形態を付与するためのパラトグラム検査・PAP製作」

講師

上田 貴之 先生

東京歯科大学 老年歯科補綴学講座 教授

【略歴】

1999年  東京歯科大学卒業
2003年  東京歯科大学大学院歯学研究科修了
2003年  東京歯科大学・助手
2007年  東京歯科大学・講師
2007年  長期海外出張(スイス連邦・ベルン大学歯学部補綴科客員教授)
2010年  東京歯科大学・准教授
2019年  東京歯科大学教授

  • 日本補綴歯科学会 理事・専門医・指導医・広報委員長
  • 日本老年歯科医学会 常任理事・専門医・指導医
  • 日本歯科医学教育学会 理事・教育評価委員会委員長

齋藤 貴之 先生

医療法人社団 淼 ごはんがたべたい歯科クリニック 院長

【略歴】

2003年 東京歯科大学卒業
2007年 東京歯科大学大学院歯学研究科修了
2008年 こばやし歯科クリニック副院長
2014年 東京歯科大学口腔健康科学講座 摂食嚥下リハビリテーション研究室非常勤講師
2020年 ごはんがたべたい。歯科クリニック 院長
2021年 医療法人社団 淼(はるか)ごはんがたべたい。歯科クリニック 理事長

  • 歯学博士(老年歯科補綴学)
  • 一般社団法人日本老年歯科医学会認定医・専門医・指導医・摂食機能療法専門歯科医師
  • 一般社団法人日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 認定士
  • 厚生労働省 歯科臨床研修医 指導医
  • 一般社団法人 暮らしの保健室かなで 理事
  • 介護支援専門員

定員

20名(各会場)

プログラム

PAPは2024.6~診療報酬改定で口腔機能低下症でも適応可能となり利用が広がっています!

講義1(上田)

●発音・咀嚼・嚥下などの機能を発揮するための有床義歯に必要な機能的形態とそれを評価するためのパラトグラム検査・舌圧計測などについて解説します。

講義2(齋藤)

●実際に口腔機能が低下してしまうとどういう状態になるのか、PAPの適応診断の基準など、普段外来歯科診療を行っている先生方に解説します。

実習1

舌機能障害体験用マウスピースを用いて嚥下発音の困難さも体験してみましょう

実習2

実習3

実習1で用いたマウスピースの口蓋にティッシュコンディショナーを築盛し、口腔内で発音・嚥下を行い口蓋形成を行います。

実習4

まとめ

  • 事前に、各自でご自分の口蓋床を製作して頂き、当日ご持参いただきます。
    ※製作方法は、お申込み後、ご案内申し上げます。

開催日時・会場

大阪会場

2024年11月10日(日)10:00~16:00

大阪科学技術センター

大阪市西区靭本町1-8-4

06-6443-5321

【大阪駅・新大阪駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分
  • 地下鉄四ッ橋線肥後橋駅下車、7番出口、南へ徒歩5分

【天王寺・難波駅から】

  • 地下鉄御堂筋線本町駅下車、2番出口、西へ徒歩7分
  • 地下鉄四ッ橋線本町駅下車、28番出口、北へ徒歩3分

東京会場

2024年12月8日(日)10:00~16:00

全水道会館 5F 中会議室

113-0033 東京都文京区本郷1-4-1

03-3816-4196

  • JR水道橋駅 東口 徒歩2分
  • 都営地下鉄三田線 水道橋駅 A1出口 徒歩1分

来場受講料

テキスト付き、お弁当付き

法人・個人会員69,000円(税込75,900円)+実習材料費29,000円(税込31,900円)ご入会はこちら
一般歯科医師89,000円(税込97,900円)+実習材料費29,000円(税込31,900円)
※ 会員受講料は法人会員施設の勤務医・全スタッフが対象となります。
※ 代理出席は可能ですが、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を承ります。
※ 事前登録にてご参加ください。

開催にあたって

 最近では食事の改善を目的として歯科訪問診療を依頼されることが増えてきている。食事に苦労している高齢者は歯が欠損していることも多く、義歯調整を行い、咀嚼の状態や嚥下機能の改善につなげている。しかしながら口腔機能が低下している際には、一般の義歯治療に加え、口蓋に機能的な形態を付与し、舌の筋肉の動きをサポートすることも必要である。 適切な機能形態が付与されなければ、逆に嚥下を阻害してしまう場合もある。本実習では機能的な形態を付与する際に必要な診査や義歯の調整方法について解説し、実際に義歯に機能的な形態を付与するための実習を行う。まず、舌の機能と調和した義歯床形態となっているかどうかを評価するためのパラトグラム実習と舌圧計測実習を行う。その後、ダイナミック印象採得と舌接触補助床(PAP)の製作を相互実習として行っていただく。臨床で実践できるように、外来に来ている方の中にも実は適応患者は結構いますので、PAPの適応診断基準についてや、チェアタイム内でどう対応するかなど、注意点やコツもお伝えする。PAPは、2024年6月の診療報酬改定で口腔機能低下症でも適応可能になるなど、利用が広がっている。これらの内容は、日常の義歯臨床でも生かすことができる。ぜひ、この機会に知識と手技を習得して頂きたい。

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    ※講師の所属は開催日時点のものです。