No.753 スタートアップ口腔機能低下症

松島良次先生「スタートアップ口腔機能低下症 ―『噛める=食べられる』ではない―」歯科セミナー

スタートアップ口腔機能低下症

―『噛める=食べられる』ではないー

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松島良次先生「スタートアップ口腔機能低下症 ―『噛める=食べられる』ではない―」歯科セミナー

講師

松島 良次 先生

松島歯科医院 院長

【略歴】

1984年 城西歯科大学(現・明海大学) 卒業
1984年 医療法人社団高輪会勤務
1987年 目黒区松島歯科医院開業
2011年 東京歯科保険医協会会長

  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本歯科医療管理学会
  • スタディグループ救歯会所属
  • 目黒区歯科医師会所属
  • 臨床歯科を語る会所属

塚本 佳子 先生

松島歯科医院 歯科衛生士

プログラム

  1. なぜフツーの歯科医院で口腔機能低下症を診なければならないのか
  2. 口腔機能低下症のサインとは
  3. サインを見つけた患者への導入方法
  4. 口腔機能低下症の正しい検査方法 動画解説あり(塚本 佳子 先生)
  5. 口腔機能低下症の正しい訓練方法 動画解説あり(塚本 佳子 先生)
  6. 口腔機能低下症のメインテナンス方法(塚本 佳子 先生)
  7. 口腔機能低下症の正しい保険算定

収録日

2024年9月8日

収録時間

4:21:42

ウェブ受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
ウェブ会員12,000円(税込13,200円)ご入会はこちら
一般歯科医師38,500円(税込35,000円)
※ 視聴期間:2025年1月1日〜2026年2月28日
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます

開催にあたって

 歯科医師は、学生時代から咬合や咀嚼に関しては、かなり細かい部分まで突き詰めて理論武装してきました。しかし、嚥下の学問は、あまり重要視せず、噛めれば食べられると信じていました。確かに、80歳くらいまでは、大病しなければなんとかなるかもしれません。
 問題は、通院が困難になる時期から起こり始めて、外来診療だけしか行っていない医院では、嚥下の問題に気づかないのかもしれません。80歳代に肺炎になった方の80%は誤嚥性肺炎であったというデータもあります。つまり、口からちゃんと食べられていないということです。何度かむせながら食事を続けている高齢者は、気づかないうちに誤嚥性肺炎になってしまいます。
 また、正月になると必ずニュースに出てくるお餅を詰まらせて窒息した高齢者の話題も高齢になったら、詰まりそうなものは食べさせないという対策を取るしかないのでしょうか? 今までは、あまり問題視されてこなかった嚥下障害者の数が、2025年以降は、団塊の世代が皆75歳以上となり、爆発的に増加すると予測されています。厚生労働省もそのことを危惧しているので、6年前から口腔機能低下症という病名を保険に導入しましたが、算定率は伸び悩んでいるのが現状です。そこで、今次診療報酬改定では、さらに推進してもらうために、口腔機能管理関連を引き上げています。
 今回の企画は、誤嚥性肺炎や窒息死の防止対策を、診療所で開始するために、当院で行ってきた取り組みを見ていただき、実践できるようになってもらうことを目的としてセミナーを開催します。

※講師の所属は開催日時点のものです。