歯科・獣医セミナーの学際企画

No.265 超音波検査で斬る肝酵素上昇

超音波検査で斬る肝酵素上昇

「なんとなく」からの脱却!超音波検査で斬る肝酵素上昇

講師

横山 望 先生

北海道大学大学院獣医学研究院 獣医内科学教室 助教

プログラム

  1. 若齢犬の肝酵素上昇の超音波検査 〜門脈、肝実質を斬る〜
  2. 中〜高齢犬の肝酵素上昇の超音波検査 〜胆嚢、総胆管を斬る〜
  3. 確定診断には肝生検!どうやって組織を処理しますか?
  4. 偶発的に肝臓腫瘤が見つかりました!どうすればよいですか?
  5. 質疑応答

収録日

2023年7月2日(日)

収録時間

4:07:46

ウェブ受講料

法人・個人会員9,000円(税込9,900円)ご入会はこちら
一般獣医師27,000円(税込29,700円)
※ 視聴期間:2025年1月1日〜2026年2月28日
※ テキストは付属しません
※ 配信開始日以降の申込者は、入金確認後1〜2営業日以内にご受講いただけます

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開催にあたって

 このセミナーが開催される7月は予防医療がひと段落し、ほっと一息つける時期がやってきます。皆様は、今年、何頭の犬猫に健康診断として血液検査を実施されたでしょうか? そして、その中にどれくらい肝酵素上昇の症例がいたでしょうか? 
 肝酵素上昇は、無症候の犬猫に認められる一般的な血液検査の異常です。肝酵素上昇に対して、「なんとなく」ウルソを出したり、「なんとなく」サプリメントを出したり…よくみかける肝酵素上昇は思考停止に陥りやすく、放置されやすい代表的な異常値です。
 しかし、本当にそれでよいのでしょうか?
 肝酵素上昇を認めたときは、その鑑別診断を思い浮かべることが重要です。鑑別すべき疾患を知っていれば、その症例の予後が予測でき、対処を考えることができます。それではどのように鑑別診断を想起すべきなのでしょうか? ポイントは、今回のテーマ「超音波検査」です!
 本セミナーでは、普段の診療の中で頻用される超音波検査を中心に、画像所見からどのように肝酵素上昇の鑑別診断を展開しているのか、症例を交えて解説していきます。
 普段見る機会の少ない造影CT検査や腹腔鏡検査の所見にも触れ、皆様ができるだけ多くの画像所見と向き合う機会を提供します。さらに確定診断に導く正しい生検の方法もお話しします。
 超音波検査を駆使し、肝酵素上昇と「なんとなく」付き合っていた自分から脱却しましょう!

※講師の所属は開催日時点のものです。