東京農工大学 農学部附属 動物医療センター・教授
日本獣医循環器学会 認定医
東京都港区芝3-41-8
財団法人駐留軍労働福祉財団
03-3452-3461
会員獣医師: 29,000円(税込31,900円)+実習材料費4,800円(税込5,280円・テキスト代含む)
一般獣医師: 54,000円(税込59,400円)+実習材料費4,800円(税込5,280円・テキスト代含む)
犬猫の循環器疾患治療に関する情報収集に関しては、現在のところ多くの先生方の興味を引くところであろう。また、今や循環器疾患に対する花形の診断法は、心エコー検査であることは事実であろう。循環器疾患には、先天性心疾患(心奇形)、僧帽弁閉鎖不全症や心筋症をはじめとした後天性心疾患、不整脈疾患など多くの疾患や病態が存在する。このうち、不整脈疾患に関しては、犬猫の循環器疾患治療を得意としている先生方の中においても、実は・・・ということが多いのではないかと常々感じている。 不整脈とは心臓の電気的興奮システムの異常であり、その発現機序や治療に対する理解にはイオンやチャネルなどが関与する電気生理学知識を必要とする。一方、大学教育において、心電図検査に対する教育に割く時間はわずか数時間であり、基礎から応用までを網羅することが不可能である。今回、一見して難解である電気生理学的知識に関して、本講義を聴講すればその日に理解できるように皆様にわかりやすく説明する。そして、不整脈に対する苦手意識を取り払っていただき、是非とも先生方には得意分野としてもらいたい。