歯科・獣医セミナーの学際企画

No.GS119 各種検査所見に基づいた僧帽弁閉鎖不全症の管理法

各種検査所見に基づいた僧帽弁閉鎖不全症の管理法

講師

竹村 直行 先生

日本獣医生命科学大学 高度医療学教室 准教授

プログラム

10:00~16:00(途中、昼食休憩含む)
  1. 僧帽弁閉鎖不全症の病態
  2. 各種検査の実施法・コツ・考え方
  3. ISACHC心機能分類の問題点
  4. 代表的な心不全治療薬の概要・使用法・留意点
  5. 各種検査結果に基づいた心不全療法の実際

開催日時・会場

東京会場

平成21年10月25日(日)

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F

03-3798-4186

  • JR田町駅三田方面口 徒歩5分
  • 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分

大阪会場

平成21年11月1日(日)

大阪社会福祉指導センター

大阪市中央区中寺1-1-54

06-6762-9471(受付)

  • 地下鉄谷町線「谷町六丁目」下車 4番出口から徒歩5分
  • 地下鉄長堀鶴見緑地線「谷町六丁目」下車 4番出口から徒歩5分

受講料

会員獣医師:   9,000円(テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円(テキスト代含む)

※昼食は各自にてお願い致します。

開催にあたって

犬の僧帽弁閉鎖不全症は依然として増加傾向にあります。この疾患に関しては、無症状段階で治療を開始するメリットをはじめとするいくつかの重要なエビデンスが発表されました。 また、ピモベンダンの登場も臨床現場に大きなインパクトを与えていると思います。 加えて、左心不全に続発した肺高血圧症の診断基準が明確になりつつあり、同時にシルデナフィルなどの治療薬に関するエビデンスも徐々に蓄積されつつあります。 このように,特にこの5年間で犬の僧帽弁閉鎖不全症の診断法・治療法は更に進歩を遂げました。 しかし、その反面でこの事実は一般臨床家をますます混乱させているという状況を生み出したと個人的には感じています。

心不全療法はISACHC が提唱した心機能分類に基づいて実施するのが基本です。 しかし、この分類基準にはいくつかの無視できない問題点があり、この基準のみに頼って治療を実施することは非常に制限されると考えられます。

このような状況を鑑みて、今回のセミナーでは一般臨床現場で実施可能な検査の結果に基づいて、僧帽弁閉鎖不全症をどのように管理すべきかを整理・要約したいと思いますので、奮ってご参加下さい。

※講師の所属は開催日時点のものです。