~臨床医には絶対に必要なのにどんな手術の本にも書いていない“肉眼病理”という考えかた~
茨城県開業
東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F
03-3798-4186
大阪府大阪市中央区谷町7-4-15
06-6762-5681
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092-781-0685
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【タクシー】
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※七隈線は空港線,箱崎線とは接続しておりません。
会員獣医師: 9,000円(テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円(テキスト代含む)
※昼食は各自にてお願い致します。
私は、臨床医が絶対にできなければならない手術は何か?と聞かれたら迷わず“試験開腹”と答えます。適切に行われた試験開腹の情報量は血液検査やX線、CT、超音波などすべての術前診断から得た情報量の数十倍にのぼり、腹腔内の疾患では多くの場合、その情報があって初めて確実な診断、治療を行うことができるからです。
でも、なぜそれがあまり行われていないのでしょうか?多くの先生方に聞いてみると
(1)開腹しても何も見つからなかったときに動物や飼主に申し訳ない
(2)具合が悪いのに開腹したらよけい病気を悪化させるのではないか
という回答が大部分でした。
試験開腹は何かを見つけ出して診断するのではなく、腹腔内の臓器を全て評価するために行う行為です。きちんとした評価の仕方がわかれば何も見つからなくても“臓器はすべて正常でした”というきわめて重要な情報を提供することができます。また、開腹の際に胃チューブを入れることによってより強力な支持療法を行うことができます。したがって(1)や(2)をおそれることは何もありませんし、それ以前に、筆者は毎月数例の試験開腹を行っていますが、“あけても何もなかった症例”に出会ったことがありません。
作成にあたり、山上哲史先生、平田雅彦先生、賀川由美子先生、三井一鬼先生、下山由美子先生ら第一線の病理学、あるいは臨床病理学の先生方に、また、北里大学獣医解剖学の武藤顕一郎先生らのご支援をいただいたことで、試験開腹だけではなく、全ての開腹手術を行う際にも、また日常臨床にも十分活用できる内容になりました。セミナー受講後には、臨床で救える命が飛躍的に増えることを確信しつつ、多くの先生方のご来聴をお待ちしております。