~新鮮な組織を用いて標本作製をマスターし、明日からの臨床に生かす~
日本獣医生命科学大学・講師
インストラクター 数名
各会場とも 40名(組)
※看護師のみの参加は出来ません。
※参加希望の方はお早めにお申し込みください。定員に達し次第、締切となります。
※両会場ともに、参加申込者には会場案内図をご送付致します。
※実習で学んだことを実践で活かすためには、看護師のサポートが肝要です。
是非とも看護師同伴でのご受講をおすすめします。
※大阪開催においては、交通費・動物搬送等、諸経費増加の事情により受講料が異なります。予めご了承ください。
※昼食は各自にてお願い致します。
※参加者には実習において使用する持参品リストをご送付致します。
質疑応答
(東京都港区)
受講料(税別)
大阪会場
(兵庫県尼崎市)
受講料(税別)
血液塗抹標本の評価や細胞診は小動物の診療においてきわめて大切な検査手法です。しかしながら、「形態評価は苦手!」と思っている先生方は結構多いのではないでしょうか?
実は、そもそも評価に値する標本が作れておらず、それゆえどんなに見ても解らないままになってしまい、その結果として「形態評価は苦手」と思い込んでしまっていることが多いのではないかと思います。血液塗抹標本の評価や細胞診を行うにあたり、最も大切なことは「きれいな標本を作ってきれいに染色すること」です。これらの検査は質の高い標本が用意されてこそ意味のある検査であり、質の悪い標本では検査の価値がないどころか、場合によっては誤診につながってしまうことすらあります。
そこで、本講習会では美しい血液塗抹・細胞診の標本の作製方法を習得して頂くことを一つの目的としました。細胞診標本の作製では、細胞が壊れることや標本が血液で希釈されてしまうことが最も多く見られる失敗です。そこで今回、細胞診の練習用には新鮮なマウス材料を用意しました。生きた組織を使って針吸引標本やスタンプ標本を作製して頂き、自分で作製した標本の細胞形態が美しく維持されているかを自分の目で確認しながら練習してもらいます。
これにより、力の加え加減やガラスの引き方など細胞診標本の作製に必要なコツを完全にマスターしてもらいます。その後、こちらで用意した比較的簡単な犬および猫の血液疾患や腫瘍性疾患の標本を顕微鏡で観察して頂き、診断の基本的な進め方を身につけて頂きます。
今回は日常診療における検査技術・診断法の基礎編として、明日からの診療に役立てていただける実践的な内容となっておりますので、この機会に是非ご参加ください。
※講師の所属は開催日時点のものです。