歯科・獣医セミナーの学際企画

No.GS134 症例から学ぶ消化器・肝臓・膵分泌疾患に対する『適・剤・適・症』

~その処方で本当にいいんですか?~

講師

大野 耕一 先生

東京大学動物医療センター 准教授

プログラム

10:00~16:00 (途中、休憩・昼休みを含む)

  1. 上部消化器疾患(食道、胃、十二指腸)に対する治療薬
  2. 下部消化器疾患に対する治療薬
  3. 肝臓疾患に対する治療薬
  4. 膵外分泌疾患に対する治療薬
  5. 消化器・肝臓・膵外分泌疾患に対する療法食について
  6. 薬剤関連情報をどのように入手するか?

質疑応答

開催日時・会場

東京会場

平成23年5月15日(日)

専売ビルホール

東京都港区芝5丁目26番30号 専売ビル8F

03-3451-4571

  • JR田町駅三田方面口 徒歩5分
  • 地下鉄三田駅慶應大学口 徒歩4分

大阪会場

平成23年4月17日(日)

大阪社会福祉指導センター

大阪府大阪市中央区中寺1-1-54

06-6762-9471

  • 地下鉄谷町線,長堀鶴見緑地線 谷町6 丁目駅下車 4番出口(200m)約5分
  • 地下鉄谷町線,千日前線 谷町9 丁目駅下車 2番出口(北へ500m)約10分
  • 近鉄大阪線 上本町駅下車 地下道で谷町9 丁目駅2番出口へ

福岡会場

平成23年4月24日(日)

福岡朝日ビル

福岡県博多区博多駅前2-1-1

092-431-1228

  • JR・地下鉄 博多駅 博多口 徒歩約2分

受講料

会員獣医師:   9,000円 (テキスト代含む)
一般獣医師: 25,000円 (テキスト代含む)

※昼食は各自にてお願い致します。

※参加取り消しの場合は、開催1週間前までにご連絡いただければ受講料から手数料10%を引いてご返金致します。(上記以外のご返金はできません。代理出席は可。但し、個人会員の代理出席者が一般の場合は差額を申し受けます)

開催にあたって

消化器疾患治療薬については、知らず知らずの間に多くの常備薬を抱えていることが多いと思うが、実際にはその使い分けはなんとなく行われていることが多い。肝臓に対する薬は逆に非常に少ないし、膵臓に対する薬に至ってはほとんど皆無に等しいが、これらもあまり根拠なく薬剤が使用されていることが多いのが現状である。こういった薬物療法はもちろん、しっかりとした診断をつけた上で行うべきなのは言うまでもないが、消化器・肝臓・膵臓疾患に関しては確定診断が困難なことも少なくないため、それぞれの病院で独自の対症療法が行われていることが多い。

ある特定の薬を処方する際に、自問自答すべき項目としては、(1)処方する根拠は何か?(どういう病態に対してその薬を処方するのか) (2)犬猫対する効果や用法・用量に関してエビデンスはあるのか? (3)その薬で悪化する可能性はないのか? (4)効果をどのように判断するのか? などがあり、「なんとなく」処方するのではなく、できる限りこれらの項目について確認をすべきである。またこのような項目について自問自答することで、薬を投与しようとしている患者に対してどんな検査が足りないのかが見えてくることもある。

今回の講演では消化器・肝臓・膵臓に関連する代表的な薬剤および療法食をピックアップし、症例を交えながら上記の項目について理解を深め、日常診療に役立てていただきたいと思います。

※講師の所属は開催日時点のものです。